かつて最強のコストパフォーマンスを誇った「セゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」のプライオリティ・パス特典が変更となり、多くの旅行好きに衝撃が走りました。これまでは年会費11,000円で世界中の空港ラウンジや一部レストランが無制限で利用できましたが、2025年11月30日以降はラウンジ利用ごとに35米ドルが必要となる大幅なサービス内容の変更となります。
この変更を受け、今後もお得にプライオリティ・パスを利用したい方のために、現在おすすめできるクレジットカードと比較対象として注目のデビットカードを合わせて紹介します。
プライオリティ・パスとは?
プライオリティ・パスは、世界148カ国、1,500カ所以上の空港ラウンジや提携施設を利用できる会員制サービスです。 航空会社や搭乗クラスに関わらず、フライト前の時間を食事やドリンク、Wi-Fiなどを利用しながら快適に過ごすことができます。通常、最上位の「プレステージ会員」は年会費469USドルが必要です。
【改悪後】プライオリティ・パス特典が魅力的なカード5選
セゾンローズゴールド・アメックスの改悪後も、依然として魅力的なプライオリティ・パス特典を提供するカードは存在します。利用頻度や年会費、付帯サービスを比較し、ご自身のスタイルに合った一枚を見つけてみてください。
カード名 | 年会費 | プライオリティ・パス | 特徴 |
apollostation THE PLATINUM | 22,000円 | 年間30回まで無料 | 年300万円以上の利用で次年度無料。ガソリン割引も魅力。 |
セゾンプラチナビジネス・アメックス | 33,000円 (初年度無料) | 無制限 | レストラン等も含む全ての提携施設が利用可能。JALマイル還元率が高い。 |
住信SBIプラチナデビット | 11,000円 | 年間3回まで無料 | デビットカードで審査なし。年会費を抑えたいライトユーザー向け。携行品保険が最高。 |
エポスプラチナカード | 30,000円 (招待2万円) | 無制限 | 年100万円利用で翌年以降2万円。ポイント還元も優秀。 |
apollostation THE PLATINUM セゾン・アメックス・カード

出光のプラチナカードですが、年会費22,000円でプライオリティ・パスが年間30回まで無料で利用できます。
大きな特徴は、年間300万円以上利用すると本会員の次年度年会費が無料になる点。
さらに、本会員の年会費が無料の場合、家族カード(通常3,300円)も無料になります。
家族カード会員もプライオリティ・パスを無料で発行できるため、メインカードとして利用する方や家族で旅行する機会が多い方にとっては、非常にコストパフォーマンスが高い選択肢です。
セゾンプラチナビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード

「ビジネス」と名前についていますが、個人事業主や会社員でも申し込み可能なプラチナカードです。
このカードの最大の魅力は、ラウンジだけでなくレストランなども含めた全ての提携施設を回数無制限で利用できる「プレステージ会員」資格が付帯する点です。
年会費は33,000円ですが、頻繁に実施されるキャンペーンを利用すれば初年度年会費無料で持つことも可能です。
さらに特筆すべきは、このビジネスカードを保有すると、個人向けの「セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」(通常年会費33,000円)を追加で年会費無料で発行できるという裏技的なメリットがあります。
これにより、実質1枚分の年会費で、事業用と個人用の2枚のプラチナカードを使い分けることが可能になります。
JALマイル還元率の高さも魅力で、旅好きにとって非常に強力な一枚です。
もしこのカードにご興味があれば、筆者の紹介経由でAmazonギフト券がもらえるお得なキャンペーンをご利用いただけます。ぜひ下記のリンクから詳細をチェックしてみてください。

住信SBIプラチナデビットカード

今回唯一のデビットカードからの選出です。年会費11,000円で、プライオリティ・パスが年間3回まで無料で利用できます。
クレジットカードではないため与信審査がなく、銀行口座があれば誰でも申し込めるのが最大のメリットです。
利用はラウンジに限定されますが、「年に1〜2回の旅行でラウンジを使いたい」「クレジットカードは持ちたくないが、プライオリティ・パスは欲しい」という方に最適な一枚です。
さらに、スマホの破損などもカバーする手厚い携行品損害保険が付帯するのも、旅行好きには見逃せない嬉しい特典と言えるでしょう。

エポスプラチナカード

年会費は30,000円(インビテーション経由の場合は20,000円)で、プライオリティ・パスを回数無制限で利用できます。
年間100万円の利用で翌年以降の年会費が20,000円(税込)になる特典もあり、ヘビーユーザーにとっては魅力的なカードです。
まとめ
これまで「最強」とされてきたカードの特典が変更されたことで、プライオリティ・パスの利用スタイルを見直す良い機会となりました。
- 利用回数が多い方:セゾンプラチナビジネス・アメックスやエポスプラチナカードや
- コストを抑えつつある程度使いたい方:apollostation THE PLATINUM
- 利用は年数回でOK、審査なしで持ちたい方:住信SBIプラチナデビットカード
上記のように、ご自身の旅行スタイルや決済方法の好みに合わせて最適な一枚を選ぶことが、今後の賢いプライオリティ・パス活用に繋がります。
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